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司会者ってどんな仕事?

マナーと礼儀、場の空気を読める気持ちが必要

披露宴を仕切る……といっても過言ではない結婚披露宴の司会は細かい心配りが必要ですし、結婚式に使ってはいけない言葉、さらにはお式の中のマナー、礼儀などを深く知っていなければできない仕事です。
結婚披露宴の司会進行を務める司会者は、披露宴のスケジュールをしっかり進行していくため、来賓やお友達のスピーチ、新郎新婦のお色直し等の流れを頭に入れて滞りなく司会を進めていくことが重要です。
司会によって披露宴会場の雰囲気が一気に変わってしまうこともありますので、周りに気を配りながら、当日、起こるハプニングなどに動じることなく進行させていく冷静さも必要です。

友人が余興をされている時、花嫁さんが涙しているのをみれば、余興後、ご友人の暖かな舞台に新婦様も感動され涙されていましたなど、ちょっと言葉をかけ、余興をなぎらうなど司会者の腕の見せ所です。
言葉づかい、マナー、耳障りにならない声のトーンなど、司会者として心得ておかなければならないことも多く、気の抜けない仕事です。

ハプニングがあっても動じない平常心を保てる人

お友達が司会されることも多い結婚式ですが、時に、感動してしまいゲスト同様泣いてしまったりしてはどうにもなりません。
スピーチに感動し司会を務めるわたくしも涙がこぼれそうになりました・・などの司会としての言葉をすっと出せるくらいの動じない心が重要です。

挙式という両家にとって大きな喜びの日となりますので、沢山の感情が入り乱れる会場となるのも当然です。
でもその中にあり、感動などを受け止めながらも冷静さと温かさを持ってしっかり司会進行を務められる心の持ち方が大切です。

苦労もあれば最高のやりがいもある

プレッシャーがあるのは当然です。
結婚、披露宴という新郎新婦、ご両家、またゲストの皆様にとっても、この日はもう二度と帰ってこない日です。
司会者が緊張をしっかり押さえ、冷静になおかつ心を込めて司会していくことが必要なので、暖かな気持ちを持ちつつ、マナーや礼儀を考慮し言葉を選びながら失礼のないように進行させなければなりません。
お式などおめでたいお席で使ってはいけない言葉を利用しない事など、覚えておくこと、認識しておくことなどが多いことが大きなプレッシャーとなる事もあるでしょう。

ただ、新郎新婦の新しい生活の出発点を仕切る事ができる大変光栄なお仕事です。
進行がスムーズに流れ、素晴らしいお式となった・・・と新郎新婦、ご両家、ゲストが感じていただけたときには、非常に大きな喜びを得られる職業です。

司会の仕事は幅広く、資格も必要とならないお仕事

司会のお仕事は、結婚披露宴にとどまらず、イベントなど数多くの舞台があります。
司会者として信頼されれば、指名を受ける事も多くなりますし、これから先は幅広い場所が司会者の仕事場となっていくでしょう。

会話、発声方法、マナーの専門知識などをしっかり学び経験を積んでいくことが大切です。
もしも専門的知識を学びたいということなら、専門学校やアナウンススクールなどに通い、発声方法や話し方のマナーなど習っておくといいででしょう。