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牧師ってどんな仕事?

牧師さんと神父さん、何が違うの?

クリスマスなどに教会に行ったことがあるという人、また結婚式を教会であげた方は、牧師さん、神父さんに夫婦となることを宣言してもらいます。
教会でキリスト教の教えを布教する、礼拝やミサを行う、また懺悔したい人が相談に来た時など相談に乗る等、様々なお仕事をするのが神父さん、牧師さんの仕事です。

さてここで・・・神父さんと牧師さんという二つの名前が使われていますが、この違いは何か、これを知っておきましょう。
牧師さんというのはキリスト教でもプロテスタントの聖職者であり、神父さんというのはカトリックの聖職者です。

信者ではない人でもキリスト教式の結婚式ができますが、これはプロテスタントで、カトリックの場合、信者以外の結婚式は通常行いません。
結婚式や普段の教会での仕事のほかに、神父さん、牧師さんによっては教会系の教育施設で教育活動を行っている方もいます。

神父・牧師になるために必要な事は?

神父・牧師になりたいと思う時、必要な資格などがあるのか、これはありません。
プロテスタントでもカトリックでも、特別な資格は必要ありませんが、厳格なカトリック教の神父の場合、進行的な召命という段階を踏んで神父になる必要があります。

プロテスタントの場合、各宗派によって違いがあります。
カトリックの場合、神父になるためには「独身男性」であることが必要です。
プロテスタントの場合、女性でも既婚者でも牧師になることができます。

この他、神学校、一般大学でも神学部などに通い、神父・牧師になるための専門教育を受ける事も出来、こうした学校に通っている方も多いです。

キリスト教は深い歴史があり、その歴史を知るという事も神父・牧師として必要な事です。
人の悩みを聞きキリスト教の教えに習い、その人が行くべき道を共に考えていくという事もありますので、深いキリスト教への知識を持っておくことも重要な事でしょう。

神父・牧師はこれから将来性がある?

神父・牧師はこの先、日本で将来性を持っているのか?というと、日本では仏教が主流となっているため、現実的には教会も少なく仕事の量としてはそれほど多くないといえます。
ただ地域性もあり、キリスト教関連の施設が多い地域などもあります。

これから先、日本で爆発的にキリスト教徒が多くなるという事は考えにくい事なので、現在の神父・牧師の状況とそれほど変わらないという事が考えられますが、キリスト教の布教に勤めるため、積極的に布教を行っている周波も少なくないので、次第に道が切り開けるかもしれません。

神父・牧師は職業ですが本来、人を導くという立場にある方々です。
幸せで、人としてまっとうに生きるため必要な事について、キリスト教を通じて教える立場といえます。
結婚式などの幸せの場、また葬儀などの悲しみの場にも立ち会う事が出来る尊い職業ですから、しっかりとした目的をもって目指してほしい職業でしょう。