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同性婚に対する取り組み

色々なカタチがある

渋谷区、世田谷区が相次いで同性カップルについて通常のご夫婦と同じように結婚している二人として認める「結婚に相当する関係」を証明する公的文書発行を開始しました。
メディアでもこのニュースは大きく取り上げられ、賛否両論あったのですが、みなさんは同性婚についてどのようにお考えでしょう。
性的少数者と呼ばれる「LGBT」は、レズビアン、ゲイとバイセクシュアル、そしてトランスジェンダーの頭文字をとったものですが、レズビアンは女性同士の愛、ゲイは男性同士の愛、バイセクシュアルは男性、女性共に愛せる人、トランスジェンダーは心と体の性が不一致となっている状態の人です。

国際的には合法化されている国もある

初めて同性婚について合法とされたのはオランダで、次いで欧州、米国などで合法化され、最近は男女の夫婦と同じように法的権利を持つパートナーシップ制度を導入する国、自治体が出てきています。
しかし一方で宗教によっては、同性愛は厳罰に値する、神への冒涜行為として決して認められず、刑罰となってしまうなど、国によって評価はさまざまです。

日本にも人口の8%弱が同性愛など性的少数者とされていますが、表に出していないだけで、本来もっと多いのではないかと、個人的には感じています。
実は私の同級生にも、性的少数者がいて、私は特に違和感を持っていません。
完全にカミングアウトしている男友達、女友達両方いますし、小学校の頃、スカートをはくことがない女の子が中学校に、学ランで登校したいと申し出て大騒ぎになり、結局転校を余儀なくされた友人もいました。

渋谷区のパートナーシップに関する条例が決まり、すでに女性同士のカップルが証明書の交付を受けて話題となりましたが、受け入れられない人もいれば、人を愛するということに変わりないのだから、男性、女性いずれも愛情を傾ける人がいてもいいんじゃないか?と思う私のような人もいるわけです。
私はごくノーマルな人間ですが、同性を好きになる人がいても、男性、女性両方を好きになる人がいても、それを認めないのはどうなのかなと感じています。
逆に夫は、男性と女性が出逢って結婚し、初めて「子供を宿し育むことができるのだから、こうしたことを認めると世界のバランスは崩れる」と嫌悪する人もいます。
でも今こうして明らかになっただけで、江戸時代だって大戦中だって実は同性を愛する人がいたことは事実ですし、隠されていたことが表面化し、堂々と自分たちを主張できる世の中になったのはいいことじゃないかと思うのです。

認める方向が追い風となっています

宝塚市は、申請があれば同性カップルについて証明する文書を発行するとしています。
パートナーシップ宣誓書受領証という宣誓書の写しを交付し、この先はこうした同性カップルが市営住宅に入居できる権利などが得られるようにしていきたいとしています。

大阪市淀川区、那覇市なども認める方向です。
大阪市淀川区はLGBT宣言を行っていますし、那覇市は性の多様性を尊重する都市と宣言しています。
これからほかの自治体でも、同性カップルのパートナーシップが認められていくのではないかという中、結婚式場などでも同性婚の披露宴などに積極的なところも出てきています。

民間企業の多様的な取り組み

例えば保険会社では生命保険受取人に同性パートナーの指定ができるようになりましたし、保険会社の多くが、同性パートナーを事実上の婚姻関係として認めるという方向です。
こちらのサイトでも詳しく説明しています。
>> https://www.lifenet-seimei.co.jp/rainbow/

IT企業などは結婚祝いや休暇などについて同性婚であっても通常の結婚であっても同じように認めるとしていますし、携帯電話会社に関しても同性カップルも家族割引対象とすることを発表しています。
実は知り合いの企業も、面接時から性同一性障害がある事を面接官にカミングアウトし、雇用され、男性同様に働く女性がいます。
結婚式場では同性婚支援を全面に打ち出したウエディングキャンペーンなども行われているのです。